October 26, 2006

おふろやさん に行こう!

Ofuloyasan 『おふろやさん』 西村繁男 作 福音館書店 (1977.11こどものとものとも260号)
1983年 こどものとも傑作集として刊行

テキストのないこの絵本、幼稚園に勤めていた時にも(ちょうど発刊した時だったんですねぇ)子ども達の間で大人気の1冊でした。何人か集まって本を広げて、あるページを見ると笑い出すんです。

はだかんぼの男の子の可愛いのが見えてるから(*^_^*)この頃の子ども達って、こういうことにも興味深々なんですね。

この絵本の時代は遡って、昭和40年代くらいでしょうか。下町の銭湯の雰囲気がよき時代を語っています。だから、1980年代の子ども達はこの雰囲気をどのように感じていたのでしょうかわかりません。銭湯に行ったことのない子も多かったのではないでしょうか?

私の子どもの頃は家に風呂はありましたが、時々銭湯にも出かけてましたし、「おふろやさん」の思い出は、たくさんあります。京都には結構銭湯があるんですね。でも、年々減ってきているのだそうです。30年前子どもの足で歩いて行ける地域のおふろやさんが6~7件あったのに今、同じ地域で3件ですから。

最近スーパー銭湯が京都にもたくさん出来て、駐車場完備、多様なサービス、レジャー感覚でお風呂を利用するといった感じですが、お風呂大好きの我が家も、あちこちよく利用します。特にシュジンと息子はセントウおやじ・おうじという呼び名が…)

ところで、昔からの銭湯は、生活の一部として地域の人たちが利用し、コミュニティの場として大きな役割を担っていたのではないでしょうか。そういった点では、共同浴場のマナーを親以外のまわりの大人たちからも知らず知らずのうちに教わっていたように思います。

この絵本の中でも、おふろやさんで友だちに出会って、楽しく入っているうちはよかったのですが、ついふざけて、度を越えて、湯船につかっているよそのおじいちゃんに、お湯がかかってしまいます。「こらぁ!」と叱られたのでしょう。(字がありませんが、たぶん) シュンとして、すぐあやまる子ども達、分かればよしよしといった大人たち。

小さい子連れで銭湯に行けば、知らない人が、初めてのところでも「見てたげるし、奥さんも体拭いときや」とか、もうちょっと慣れたら、「子ども洗うたげるし、自分洗いよし(=洗っておいで)」「ゆっくりつかっておいない(つかっておいで)」なんて、助けてくださったりするものです。番台のおばちゃんが、「お父さん、上らはったえぇ」と声かけてくださるし、子ども連れて先に帰ってもらって、マッサージ機に座るっということも・・・。私は結構、これで子育てストレス解消してました。

現代のスーパー銭湯では、男湯にも子どもを寝かせて着替えさせられるベビーベッドが置いてあるところが増えています。先日、まだ首の座らない赤ちゃんを、器用に一人でお風呂に入れていた若いお父さんがいた、とシュジンが感心してました。

マナーを守れば、老若男女、心も体も癒されほっとできる楽しい場所であることは、言うまでもありません。

この「共同浴場の入浴のマナー」どうですか?皆さんどのように、(スーパー)銭湯・温泉に入っておられますか?これは気をつけてほしいなぁということ、ありますよね。特に子連れの時、気をつけたいことって、周りの人達から見て何かありませんか?

* * * * * * * * * *

今日は○○の日、ということをよく話題にすることも多いのではないでしょうか?

毎月26日は『風呂の日』なんだそうです。10月10日が『銭湯の日』。なぜ?って、ちょっと頭をひねってみてください。

そして、今日は『第13回おふろ祭り』というのが、京都府内の銭湯で開かれます。京都府公衆浴場生活衛生同業組合が主催。加盟している230軒の銭湯全店が参加する予定です。

-来店したお客さん120人に入浴効果を紹介したポケットティッシュと石鹸が配られ、先着20人で子どもにはジュースをプレゼント。大人が同伴した小学生以下の子ども3人まで入浴料を無料にする。-

という特典があります。

アイの日だと、行きにくいというのはあるんですが・・・。
ちなみに京都府では[公衆浴場法施行条例]で

7歳以上の男女を混浴させないこと。

と定められているんです。昔は結構、小学校低学年の子ども一緒に入ってましたよね。うちの小学生息子、混浴はダメ。ひとりで・・・、いやしかし先日も、私と二人で行った慣れたスーパー銭湯へはおやじ、なしでひとりで入って行くほど、お風呂好きな銭湯王子です。

ほんとにハードな日々なので、大きなお風呂にゆっくりつかって、癒された~い。いったい何してるの?って・・・

『京都極楽銭湯案内 』 林 宏樹 /淡交社
『入浴の女王』 杉浦 日向子 /講談社
『入浴の解体新書』 松平 誠 /小学館
『風呂とエクスタシー』 吉田 集而 /平凡社

などなど、今読んでます。

※絵本に描かれている時代を書き変えました。昭和50年代としていましたが、月刊誌のこどものとも で発刊された時が昭和52年でもある上、乳母車(ベビーカーとは言わなかった)の形といい自動販売機といいもっと以前のように思います。入浴料金(洗髪料などもあります)から推理していくと、おおよそ正しい年代が分かるかもしれませんが今、手許にないのと、調べないといけないかもしれないので、とてもおおざっぱであいまいです。すみません。

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August 26, 2006

応援してます!おやじさんたち。

PTA役員をしていなかったら・・・ ブログなんてしていなかったら・・・ 不思議なご縁やつながりはなかったかもしれないし、この本を手に取ることもなかったかもしれない・・・

Papakensengen_1 パパ権』宣言!お父さんだって子育てしたい /大月書店 川端裕人+岸裕司+汐見稔幸 2006.7.14

「お父さんだって子育てしたい」「お父さんだって読み聞かせしたい」なんて言われると、「へえ、そんなら、お好きなだけどうぞ、やってみたら。」なんて意地悪を言ってしまいたくなるのですが。それは置いといて…と。

この本にめぐり合ったいきさつは、巡り巡って、いろいろとありました。

『迷走する両立支援』という本を出している太郎次郎社という出版社のHPを見ていたら、岸裕司さんの本が目に留まり、岸裕司さんで京都市図書館の蔵書を検索してみたら、この本もありました。他にも数冊予約して借りられましたが、これだけ予約数があと1件とそれから返却待ちだったんで、もうこの夏には読めないなと諦めていたところなんです。

ところが今、不思議なことに、この手にのっています。ほんと、最近出た本なんですよね。おやじの応援団なんて自負して、ちょこまかやっている身に、これを読んでもっと勉強しなさい、ということでしょうか。

パラパラとめくって見てみる。本を閉じたり開いたりして目に留まった文や言葉を拾う、それで気になった章から読んでいく、そのうち前後のつじつまが合わなくなるので、初めっから読み直す。小説や童話、文学といった類の本ではそうはいきませんが、この本のように実用書の類は、たいていそんな読み方をする癖があるんです。

気になる文章、キーワードに出会ってしまいました。(以下、字下げ部分は本書引用です)

私は2005年9月3日に開催された、「第3回全国おやじサミットin京都」に参加した。・・・(略)・・・

あらまあ、昨年このブログでもご紹介した「第3回全国オヤジサミットin京都」の文字が目に飛び込んできました。

私は「こんなに子どものことを思うオヤジたちが全国にいるのだ!」と、その熱心さと爽やかさに正直感動した。・・・(略)・・・

そして、サミット後に国際ホテルで行なわれた交流会のことについて書かれています。

・・・・・・私がもっとも感動したのはお開き直前に「オヤジ」全員が総立ちで肩を組みながら円陣になり、「サライ」の歌を大合唱したときである。「オヤジたち」の顔、顔、顔はみんな涙ぐんでいた。もちろん感激してである。・・・(略)・・・

このときの様子、詳しくは知りませんでしたが、参加した同級生の興奮と感動ぶりが思い出されます。この同級生、サミットの実行委員でもあるんです。今年、PTA会長、返り咲き。私が本部役員してた時に、彼は会長お初で、我が校に“おやじの会”を立ち上げてくれ(?)ました。そんなこんなで、陰ながら応援団として、このブログでは2005年3月には、おやじの会のこと書いてたんですよ。

しかし、多分、多分だが、集まった「オヤジ」たちとはちょっと違う感動を、私は感じていたのである。 それは「オヤジ」たちの円陣のなかには、相当数の女性や私の知人のこどものいない初老の男性から、女子大生などもいたからである。 だから私は考えた。 「オヤジ」とは子をもつお父さんだけのことではなく、独身者も子のいない方も含めて使う、新しい概念の方々を表す言葉なのではないか、と。 そして「オヤジ」に加われるのは、「自分に子どもがいてもいなくても、身近にいる子どもや若い親たちにひたすらに素直に寄り添い、子育て子育ちを応援しつつ、自分育てもしながら、よりよい生き方を追求し、自分の暮らす地域コミュニテイをよりよく変えていこうとする方々」と、確信したのである。

「おやじの会って、なんかおもしろそうやな」と当初っから思ってたクセに、他の役員さんとの関係もあるしと、あからさまな応援もできず、もしかしたら女のクセにという目で見られるのかもという過剰意識が働いてしまってました。「あんたにヒゲが生えてきたら、寄せてもらえるやろ、いけるんちゃうか」とシュジンにはからかわれるし・・・。でも上の文章を読んでたら、「なんや、今やってることでいいんやね。プチオヤジなんやわ、ワタシ。」という妙な自信が持てました(笑)

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さて、もうすぐ『第4回全国おやじサミットinとっとり』が開催されます。左上の応援してます!リンクにも貼っています。昨年のような感動がまた味わえそうな、熱いおやじさん達が準備に精を出されているようです。実は、参加のお誘いをいただきましたが、都合が悪くて、すみません。このように気持ちはいっぱい応援させていただきます。

ご興味ある方ぜひ、リンクたどっていってみてください。

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「お父さんだって子育てしたい」「お父さんだって読み聞かせしたい」というのは、お父さんの本音だと素直に受け取ります。私だって子どもがもっと小さい頃には結構、孤育てをふうふうやってきたものですから、愚痴ばっかり言ってて、今から思うと、恥ずかしいやら悔しいやらなんです。だからちょっと意地悪な気持ちがふっと湧いてくることがあるのですが、「子育てしたい」というお父さんに、やってもらえるところはやってもらう方がずっといいやん、って思えるようになりました。ほんとは「子育てに協力的なお父さん」なんて言い方もおかしいくらい、誰の子なん?って堂々と子育てしてもらう方が自然なんですよね。「うちはあんまり(学校)とか行きたがらはらへんしなぁ」とか、「子どものことは私が全部任されてるし」と言って、子どものことや学校のことを夫婦で話さないほうが、意地悪なのかもしれません。

しかし、上のように言うお母さんはおそらく、「仕事で忙しいし、疲れているから」といった、ごシュジンに対する愛情からそう言っていると思うほうが、正解かもしれません。

少子化問題などにつながる話かと思いますが、子育ての負担に対する不満や不安などは女性の問題として扱われてしまいます。しかし、男女共に仕事の仕方、働くということに自分自身の望ましい生き方ができているかどうか、みんながちゃんと見据えてみるところにきているのではないでしょうか。実際の矛盾しているところなどよくよく考えて、社会全体を変えていくことができるくらいになればいいのになと思うのです。ところが、難しいことは苦手で上手く言えませんので、自分の近くから動かしていければいいかなと。

お父ちゃん頑張ってくれてありがとう、これからもお願いなぁ、がんばって!」

とおだてて、子育てもPTAも地域のこともやってみたいお父ちゃんたちを応援することが、自分も楽に子育てするコツかな。

・・・と、もっと早く気がつけばよかったなぁ。

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September 16, 2005

主人公は、舞妓はん。

『ザ ジャパニーズ コミック ペーパー』
吉橋通夫 作・高田雄太 絵 新日本出版社

時は明治、場所は京都。
主人公の名は“小雪”(雪絵)。円山の高台のホテルや“一力”にも出ているという祇園の舞妓。

実際の歴史上の人物や京都の地名が出てくるので、場面や雰囲気がイメージしやすいという点もあるでしょうけれど、30分ほどで読み終えてしまいました。なのに何度も借りては読めずに返すの繰り返し。

昨年新聞で紹介されていたので、借りてみたが「字ばっかり」と低学年の子供みたいに読めずじまいで返却

知らずにその後、娘が借りていて学校の授業で読書紹介の記事を書いていました。
お話の最後のシーンを絵入り(単色の版画の挿絵がまたとてもよいのをちょっと拝借して描いてました)で紹介していたのが、本人もなかなか自信作だったらしくて見せてくれました。
「あんた、この本読んだん?」何か先越されたみたいな気分で聞いた。
「おもしろいで~いっぺん読んでみ」とえらそうに言われたので悔しくて借りてきたのにまた読めずに 返却。。。

3度目の正直
読むまで内容はまったく想像できませんでした。表紙の絵には舞妓さんの後姿と町家の格子の張り紙に
[我楽多珍報] [浮西京絵(ふざけえ)社]
「なんのこっちゃ。」とちょっと人をバカにしたようなそんな名のつくものがほんとにこの世にあるとも知らず、真面目に読めるもんかいなと思いました。
でも娘は「ちょっと感動するで」と言ってたしなぁ…なんで?とにかく読まなくては。

[浮西京絵社]のほうは分かりませんが、[我楽多珍報]は実際発行されていた雑誌としてちゃんと歴史に残っているものです。
さて、ここでこの話の時代背景がわかった方は、日本史が得意な人でしょう。いまさらですが、歴史の復習をしました、『まんが 日本の歴史』で・・・とほほ。
そうしたらまあ、登場人物などはほんと勉強し直す価値ありです。京都検定試験受験者必読!あのテキストに通じる内容もあり!
京都の歴史ではなかなか重要な時期なのに、日本史の授業ではあんまり目がいかなかった頃のことではないかとあらためて見直しました。

物語の始まりの場面では、謎の男が危ういところで、さっと出てきて助けてくれる。こういうの好きなんですよ~。
「三つ首塔」の黒沢年男や「ロード・オブ・ザ・リング」のヴィゴ・モーテンセンみたいなそんな人、想像してしまいます。

主人公の小雪は美しい女性の代名詞にもなる“舞妓さん”。
ほんまに女らしゅうて賢こうて可愛らしい女性です。
文中での、とても印象の残ったやりとりがあります。
相手は“豊前坊天狗”[我楽多珍報]の編集長らしき人物で実はあの謎の男

  「女は、家をまもってじっと耐えてな、あきまへんのやろか」
  ・・・
  「なんとのう、民権家のみなさんは、男はんの自由だけを
  言いたててはるような気がしますのやけど」
  「いやそんなことはない。わしらは国会をひらかせて、
  政治を一部の権力者から国民の手にとりもどしたいのじゃ。
  ・・・もともと人間は男女にかかわらず、より自由に、
  より豊かに生きる権利をもっておる」
  「ほな、女がもっと生きやすい世の中になるような運動も
  しておしおす」
  すると天狗が目をまるくした。
  「おぬし、なかなかするどいことを言うのう」    
   (本文より抜粋)

明治の御一新で取り潰された藩の士族の娘が祇園に身を置き、民権運動の時代の波に流されながらも才知を生かした自分の生き方を探そうとしている。
時には身の危険もかえりみない冒険的なところもあるけれど、そこは“女”を上手に使って切り抜けるようなしたたかさもあり、なかなか痛快な性格の持ち主かもと思わせる。決して活動家ではないし思想をもっているのでもない、ただこの時代を生きるひとりの人間として、自信を持って生きているしっかりした女の人。それでいて可愛い。
こんな女性になりたい!と思う私ですが、人としての質が違いすぎましたとてもムリです。

“豊前坊天狗”と“小雪”のほのかに色気のある場面もところどころにあって、悪くなかったですね。

我が娘はどんなことを思って読んだんでしょうか。家族愛とりわけ兄妹の愛情について感動したと言ってましたが・・・
兄は民権運動に関わり、ちょっとしたいきさつで、世間の目を逃れているので小雪とも会えない。
小雪とその兄についてはその後についての史料もないと記してあったので、このふたりは実在したのかどうかはわかりません。


日本で初めて国会がひらかれたのは、この物語からちょうど十年後、1890年(明治23年)のことです。
でも、直接国税を十五円以上納めている男子にしか、国会議員の選挙権がありませんでした。それは日本国民のわずか1.1パーセントにすぎませんでした。
貧富にかかわらず男女がともに選挙権を得るまでには、さらに五十五年の長い歳月が必要だったのです。
                            (本文より抜粋)


奇しくも9/11衆議院議員選挙の数日前、やっとこの本を読み終えました。

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舞妓さんの着物の着付けをする人たちを“男衆”(おとこし)といいますが、この話のなかにも出てきます。
人力車の手配をしたり、舞妓さんの御使いをしたり・・・
ところが、現代の“男衆”さんって、こんな方もいはるんですよ。
ある時はフォトグラファー、ある時はデザイナー、またある時は・・・。いったいどんな人?お目にかかった時も???
まさに謎の男風、とても男前のshuzyさんのWebsite→こちらへ

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August 07, 2005

平和であること。

8月6日、立命館大学国際平和ミュージアムで開催している
『第25回 平和のための京都の戦争展』 
入館無料8/2(火)~8/7(日) 9:30~16:30(入館16:00まで)
に娘と出かけました。

というのも、京庫連の“平和文庫のへや”のコーナー(2FのK204室にて。約500~600冊の本を展示してあり、手にとって読むことができます。)があり、お誘いいただいていたんです。読み聞かせや紙芝居、戦争体験を語る方のお話を聞いたりということもされています。
7日10時30分より 「そごうふみえさんと石絵を描こう」というイベントもあります。(これ行きたかったんだけど、すいません7日にはどうしても他の楽しみがあって・・・)
そごうさんの“小さな平和活動の記録”は1Fの展示(奥の方)にあってボランティアの方にお話を伺うこともできました。「平和につながること、どんなことでもいいから自分のできることでやってみましょう」と皆を励ましてくださっているようです。

8月6日は・・・そう広島の原爆の日。たまたまこの日にということでしたが、たくさんの本を目の前にしてどれを手にとろうか迷っていた娘に、京庫連のOK(Oさんと間違わないように…)さんが手渡してくださったのが、
漫画 『夕凪の街 桜の国』 /こうの史代  双葉社 でした。

京庫連で漫画?うちの娘は漫画好きなのが(“名探偵コナン”マニアです)。なんでかわかっちゃったのかな?
いやいや、マンガとあなどることなかれ。こちらをご覧いただくと、なかなか話題の作品だったんだということがわかります。
娘曰く、「この作者『おおきなポケット』2001年 福音館書店に『かっぱのねね子』って漫画描いてはって、おもしろいし好きやねん。」とのこと。(家に帰って出して見せてくれました。)

原爆を知る漫画といえば『はだしのゲン』/中沢啓治 汐文社 しかなかった私達の子供の頃は、修学旅行は広島、平和記念資料館(原爆資料館)へ行き平和学習。原爆の恐ろしさを「怖い」イメージしかとらえられなくて、なんか目をそむけてしまっていたような気がします。
もちろん「怖い」ものであり、もう二度と戦争でこのような兵器が使われてはならないことを知らなければいけませんが、我が子にも「見たくない、知りたくない」と思わせてしまい、原爆の話はなかなかできませんでした。
ところが、この本を読んで(漫画ですが、じっくり考えて読んだら行ったりきたりで「何度も読み返せそう」らしいです。)原爆ってどんなもの?その時何が起こったの?と気にし始めました。

この日、ビデオも上映されました。『つるにのって とも子の冒険』を見せていただいて、
ちょうど展示されていた『おりづるの旅』さだこの祈りをのせて (PHPにこにこえほん) うみの しほ作 狩野 富貴子絵
を見ながらヒロシマの“サダコ”は世界中で知られている名前だということも知りました。
日本人のほうがもう知らない人が多いのではとも思いますが、どうでしょう。

私は声を出して反戦・反核活動をしているわけではありませんが、いつも心の中で平和な世の中であることを願っています。ただそれだけです。
大好きな絵本が読める、歌がうたえる、笑ったり、泣いたり、怒ったり、悩んだり・・・一所懸命に何かを頑張れること。その命はここにあるということ、あまりにも当り前になってて考えることもなく過ごしている毎日ですが、「あなたのおじいさんが戦争で(実際ビルマに行ってます)亡くなっていたら、あなたはここにいなっかたのよね。」とOKさんが娘に言ってくださいました。とても優しくてさりげない言い方でしたが、娘にも私にも心に残る深い意味のある言葉でした。

しかし、連日家族の平和はどうなってるんだか、爆弾炸裂中・・・反省。

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June 15, 2005

『きみには関係ないことか』

戦争と平和を考えるブックリスト’97~’03
『きみには関係ないことか』
京都家庭文庫地域文庫連絡会・編

子どもと本をつなぐ活動を基に
子どもたちの育ちや地域活動の
取り組みのためにボランティアとして
活躍している京都府内の文庫の方々の
つながりである京都家庭文庫地域文庫連絡会
“京庫連”と言ってますが・・・

“京庫連”では、学習会の開催や図書館づくりの
運動の他にも<戦争と平和を考えるブックリスト>を
1984年から第1、2、3、集と、この昨年に出た第4集を
出版されています。 (私もこちらの“赤ちゃん絵本読書会”
に参加させてもらって勉強中。)

先の記事『おしっこぼうや』
『きみには関係ないことか』’97~’03
の83ページで紹介されています。


先日行った万博も各国のパビリオンが
建ち並び、さまざまに国のPRがされて、
お土産やおいしいものを買うことができて
ただ楽しく催し物が繰り広げられていました。
それはそれでよし。
だって、平和でなければそんなことして
楽しんでいる場合じゃないですよね。

でも、こんな平和な世の中であるために
忘れてはいけないこともあるんやないかなぁ。

本を手がかりに、知らなかったこと
をちょっと知ったりできるかも。
忘れていた何かを思い出すこともあるかも。

きみにもちゃんと関係ある大事なことですよ。
平和で幸せに暮らせること。

戦争・平和というなんだか手にとりにくい大きな
テーマかもしれないけれど、身近なことで悩んで
いる人にも、本の中から何か見つかるかもしれません。

本を読む というひと時があるということだけでも
この瞬間は平和であることの証拠かなと思います。


このブックリスト中のカットも表紙カバーの絵は
十河史恵(そごうふみえ)さんが描かれています。

特にカバーの絵は石に描かれているのですが、
無邪気で明るい子どもたちの表情がイキイキと
していて、とてもステキです。

その そごうふみえさんの作品展が
ギャラリーカフェ アンデルセンさんで
7月2日(土)まで開催中です。
くわしくはこちら→G.CAFE アンデルセンさんのブログ


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